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白洲正子が愛した近江の美

『西国巡礼』、『かくれ里』、『近江山河抄』などの著書で知られる随筆家・白洲正子は、近江の文化を愛し、何度も滋賀県を訪れています。近江に魅了された彼女は、好んで小さな集落や寺へ赴きました。中でも高月にある渡岸寺観音堂の十一面観音菩薩立像を愛し、「近江で一番美しい仏像」と感銘したといいます。ひっそりとたたずむ里に暮らす人々の祈りが、観音像を守り継いでいることに日本人の心を見いだしたのでしょう。